交通事故で来られた患者さんを診ていると、交通事故による怪我は、痛みが奥のほうに潜んでいて重症な方が多いです。
当院では、交通事故の患者さんに深部の痛みに効く超音波治療という治療を行っていますが普通の患者さん(例えば 寝違い、首の捻挫)と交通事故のむちうちを比べると交通事故のむち打ちの場合、超音波の出力(パワー)が半分以下でも※反応が現れることがほとんどです。
弱いパワーで反応が現れるということはそれだけ、強く痛めているということです。
※ここでいう反応とは?
超音波治療中に、ピリピリ感じたり、熱く感じたり、 体のわるい所のみこのような反応が現れます。
そして、超音波治療を継続していくと、 この反応が徐々に減っていき 患部が改善してきます。
反応をあまり感じさせない、超音波治療器もありますが、 経過をしっかりと把握し、治療効果を高めるために
当院ではあえて反応の解りやすい器械を取り入れております。
超音波はどういう効果があるのか?
簡単に言ってしまうと循環を改善します。
人体は水分の循環によって健康が保たれているのですが、循環というと血液の流れだけと思われがちです。
しかし、人体の60%は水分ですので、超音波治療は血液の循環だけでなく、骨、筋肉、腱、靭帯など、からだの水分を含んでいるほとんどのパーツの循環も改善します。
体内の痛めた場所、悪い場所はこの水分の循環が悪くなっているので超音波治療を行うことにより循環を良くしていきます。
そうすることで、痛めた場所の老廃物が排出され、栄養も送られるので自然治癒の環境が整っていきます。
超音波治療の時間は、当院では10分を目安にしています。
その場で痛みが取れてしまう患者さんもおりますが、
1日あけた日(翌日)に一番効果が出ている方が多いです。
このことは、超音波治療が、患部の細胞に作用し
自然治癒力をうまく引き出して改善させてくれたからだと言えるでしょう。
初期の治療が重要
交通事故・むちうちの怪我の場合、受けた衝撃の強さにもよりますが、治癒までの期間が長くかかることが多いです。
外から見たら、内側の痛みは、わかりづらくそのため、治療をスタートするタイミングが遅くなることも原因の一つです。
「まだ治らないのですか?」
などと他人に不思議がられることも多いのですが車の衝突の力というのは、想像以上に人体へのダメージが強く
その割には、骨折などの外傷が伴っていないとわかりづらいため周りからつらさを理解してもらえないのも受傷者の精神的負担になっています。
事故直後は、それほどたいしたことないと思っていても何日かしてから痛みが強くなってくることもありますので、
治療をためらわず、痛みが強くない場合でも交通事故にあったならば早い段階でご相談ください。
初期の段階の治療がその後の回復に影響します。
ご予約・ご相談は下記まで
おおぞら針灸・整骨院 03-6663-9539